息子は生まれた時に髪の毛がほぼ無い状態でしたので、散髪が必要になったのは1歳半を過ぎてから。
なぜそんなに泣いて暴れる・・・
気持ちをうまく伝えられない子供に「なぜ?」を聞いても分からないままでしたが、3歳になって理由を聞いたら、泣いて暴れてきた理由が分かりました。
「怖いから」「じっとしているのが嫌だから」「かゆくなるから」でした。
そんな対策を記事にしてみました。
散髪で泣く、嫌がる子供の理由
(前置き)もしかしたら本当に乳児の頃から髪を切っていたら少しは違ったかも知れない
息子は髪の毛がほぼ無かったので「散髪」というものに対峙したのは1歳半でした。
もう自我も芽生えイヤイヤ期も始まっていました。
息子は爪切りで泣くことは今まで一度もありませんでした。
それは生まれてきてからずっと「当たり前の行為」だったからかも知れません。
(イヤイヤ期の時も爪を切るのはそんなに抵抗されませんでした)
もしかしたら爪切りと同じように自我が芽生える前から「散髪」があったらここまで泣いたり嫌がることは無かったのかも知れない。
と思うときがあります。
散髪を嫌がる、泣く理由「怖いから」
3歳になって自分の気持ちを伝えられるようになってきた息子は自宅で散髪するときに号泣しながら「怖い」と言いました。
それはそうだよね・・・と冷静に考えると。
ハサミという「刃物」が自分の顔の近く、目の近くに来て「チョキン!」という音が聞こえ(耳に近いのでよく聞こえますよね)真剣なママやパパの顔が間近にあったら怖いと。
そして親の「失敗してはいけない」という緊張感も多分子供に伝わっているのだと思います(笑)
刃物が自分の目や顔の近くにある恐怖となんとなく場の空気がいつもと変わるのが恐怖心を煽るようです。
3歳半を過ぎてからはちゃんと言葉で髪の毛を切ることについて説明して理解できるようになりましたが(カッコよくなるんだよ!など)もっと日常の普通の時間のように散髪する空気を作ることが改善の一歩かも知れません。
散髪を嫌がる、泣く理由「じっとしているのが辛い」
髪を切るママやパパとしては出来るだけ失敗の無いように慎重に、かつ出来るだけ次のカットまでスパンをあけられるように(また泣いてわめいて大騒ぎされるのも嫌だし)真剣に左右をチェックしたりしながらカットするわけですが、子供からするとその分
「じっとしている時間が長い」
というデメリットが生まれます。
髪の毛を切る時に動かれると上手に切れなくなってしまうのでつい「動かないで!」と言ってしまいますが、あまり退屈になってじっとしていられなくなるほど時間をかけて散髪をすることが良くないようです。
「今日は前髪だけ」
「今日はサイドと後ろだけ」
など逆に一度に全部やろうとせずに何日かに分けてササっと1回を終わらせた方が子供が散髪時間を苦痛に感じることが少ないようです。
散髪を嫌がる、泣く理由「痒いから」
ちゃんとケープをして散髪をしても、切った髪の毛が顔に付着したり、首周りに付着したり、なぜか首元から洋服の中に切った髪の毛が入ってしまっているのは大人が美容院に行ってもよくあることで、子供も髪を切ると切った紙が肌について痒い、と感じます。
美容院だと、顔についた髪の毛を化粧筆で払ってくれたりしますが、子供にそれはまた逆効果な気もしますので、髪の毛を切るのは出来るだけお風呂に入る直前にした方が良いです。
お風呂の時に髪を切る男の子もいますよ。
痒いのはやはり大人でも気分の良いものではないので、散髪=痒くていやだ、という図式を崩すためにも髪を切ったらすぐに付着した髪の毛を洗い流せる状態にしてからが良いです。
散髪を嫌がって泣く子供の対策
楽しい雰囲気で出来るようにする
散髪=嫌な時間 ではなく特別な時間になるようにしましょう!
髪の毛を切りやすい高さにタブレットをセットして好きな動画を見せたり、テレビでも良いので気持ちが集中できるものを特別に用意します。
そして親もその動画の内容でも世間話でも話しかけながら髪の毛を切って「親の緊張感」を出さずに自然な雰囲気作りをしましょう。
一度に全てを完璧に仕上げようと思わず、今日はサイドと後ろ髪だけ整える、前髪は次のお休みの日にするなど一回の散髪時間を短くして退屈しないようにする。
終わったらすぐお風呂で身体を流して髪の毛が皮膚について痒いという思いをさせないようにする。
これだけでも随分変わると思います。
笑顔で「カッコよくするよー(可愛くするよー)」と声をかけてあげると散髪自体が悪いことをしているのではないと言う事も伝わるようになります。
イヤイヤ期は泣き暴れても仕方なし
イヤイヤ期は激しい子は本当に散髪に限らず何をしても怒ったり泣いたり、拒絶しますので、正直イヤイヤ期の時は「こうやったら泣かずに、嫌がらずに散髪出来ます!」という効果的な方法はあまりないかも知れません。
あまりにも暴れて自宅でのカットが危険だと思ったら、ちょっとお値段高めですがキッズカットを専門にしている美容院が行ける範囲にあるか探してみるのも手です。
子供が喜ぶような工夫(車に乗っているような椅子など)が沢山されていて、美容師さんも子供のカットに慣れているので、怪我などの危険は減ります。
ただ、知り合いでイヤイヤ期の時にキッズカット専門の美容院に行ったのですが、それでもイヤイヤ大発動で必要最低限髪の毛を整えるのが限界というようなこともあり、やはり完璧なカットは求められない場合があることは留意しておいてくださいね。
3歳半くらいになると大分理解して協力的になってくれました
髪の毛を切るのに号泣だった息子ですが、カッコよくなるために髪の毛切るんだよ、〇〇くんも髪の毛ちゃんと切ってるからカッコいいよね?(友達の名前)など話したりして、カッコよくしてあげるからちょっとだけ我慢してね!とお願いすると「まだー?まだー?」という退屈動きたいアピールは出ますが泣くこともなく髪の毛を切らせてくれるようになりました。
そしてカット後に「ほらカッコよくなったよ」と鏡で見せると満足気だったりします(笑)
目安として3歳過ぎると子供が理解する力が強くなるので、そこまでが雰囲気作りの工夫が一番必要かなと思います。
【体験談】散髪を泣く、嫌がる理由が分かった まとめ
やはり小さい子にとって、親が緊張した空気の中で刃物が顔の近くに来たり、怖い音がしたり、動きたくて動くと注意されたり・・・楽しくないと思う環境で散髪をするのは散髪が嫌な物だという印象がより強くつくので、髪を切られると分かったら泣いたり嫌がったりするようになります。
出来るだけ楽しく、いつも通りの雰囲気でササっと髪を切ってあげると、案外子供にとって散髪が嫌なものでは無くなるかもしれませんよ。
退屈にさせない為にもスピード感は大事ですし、怪我も危険なので、散髪用のハサミセットを用意してカットしたほうが時短安全です。
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