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ネントレはしない・しなかった育児を息子3歳になって改めて考えてみた

子供が生まれてかなり早い段階から耳にすることが多い「ネントレ」=ねんねトレーニング。

息子は過去のブログに書きましたが背中スイッチの達人で寝かしつけに腕が取れそうな程でしたが(笑)ネントレは一切しませんでした。

なぜなら「ネントレ」って子供が寝るトレーニングではなく、

親が「子供が泣いたままでも我慢するトレーニング」じゃないですか?

人間は大人になれば疲れた時に自分で寝ます。

人間に寝る為のトレーニングって必要ないですよね?

ネントレを一切しなかった親でしたが、3歳になった子供は夜は添い寝すれば寝てくれますよ。

ネントレはしない・しなかった 子供にとって必要なこと?

笑顔の赤ちゃん

 

ネントレでこの記事にたどり着いている方はもう世間一般に言われているネントレをご存知の方だと思います。

やり方は何通りもありますが、寝かしつけで泣いても抱っこをしないで最終的に寝かせるということは共通しているかと思います。

・子供の気質で元々ネントレをしない子もいる
・朝晩の感覚はネントレをしなくてもつく
・ネントレって誰の為のトレーニング?
詳しく説明していきますね。

子供の気質で元々ネントレをしない子もいる

息子と同じ誕生日の男の子がいますが、その子は新生児の頃からベッドに置いておくと眠くなったら自然に寝る子でした。

俗に言う「セルフねんね」が出来る子です。

うらやましく、当時の息子とは程遠い…(笑)

きっと元々セルフねんねが出来る子の親はまずネントレはしようと思わないかもしれませんね。

友達の子供も、リビングに置いておくと勝手に寝ていたという話を聞いて

「騙されてる?」

と思うくらい衝撃を受けました。

我が子は寝かしつけが抱っこに背中スイッチで大変でしたから。

ネントレしようかな、と思う親はちょっと寝かしつけが大変だなと思ってるのではないでしょうか?

朝晩の感覚はネントレをしなくても付く

生まれたばかりの赤ちゃんはお腹の中で自由に暮らしていたので、外の世界に出てきて朝も夜も分からないのは当たり前です。

・朝になったらカーテンを開けて陽の光を浴びる
・夜になったらカーテンを閉める
・寝るときは部屋を暗くする

この当たり前の生活で赤ちゃんが朝と夜の感覚が3ヶ月から半年くらいで付いてきます。

ちゃんと朝起きて夜寝るかは別として、赤ちゃんは大体決まったルーティンで生活をしていく中で昼夜の区別は付くようになります。

何となくカーテンを開けて外が明るい、暗くなってカーテンを閉めている、お風呂に入る時間など・・・

毎日きっちり決めなくても大体の生活で何となく分かるようになってきますよ。

思い通りに行かないことも多々ありますが

・朝起きる
・お昼寝する
・夜眠る

という一日の流れはネントレをしなくても生後半年くらいの子供にはつきます。

もちろん親がそのような流れを作ることが必要ですが、トレーニングをしなくてもルーティン化していきましたよ。

ネントレって誰のためのトレーニング?

ネントレをしようとする親御さんの思惑の中に「出来るだけ楽に寝かしつけをしたい」という気持ちは少しはあると思います。

誰だって苦労しないで寝かしつけをしたいですもんね。

ネントレは赤ちゃんが泣いていても抱っこしたりはせず、定期的にあやしに行ったりしながら泣きながらでも子供自身に自分で寝るようになる力をつけようというもの。

正直このトレーニングって親のトレーニングだと私は感じます。

泣いていて可哀想、心が痛いけど子供のため!とぐっと我慢するのは「親」なのではないでしょうか?

子供が「寝る」という工程にどこからアプローチするかという違いだけだけで、寝かしつは親のトレーニングだと思います。

赤ちゃんは自分がトレーニングしてるなんて思いませんし、抱っこだろうがネントレだろうが、本能のままに泣き、そして寝る時は寝ます。

私がネントレをしない、しなかった理由

すやすや赤ちゃん

ネントレしたいと思う理由ってなんですかね?

ネントレを推奨・絶賛する人は大体子供の月齢が浅い人が多いです。

いわば「今ネントレで助かっている人」です。

では、乳児、幼児、青年、大人と長い目で人生の睡眠を考えた時にネントレってどれだけ人生を左右するのでしょう?(子供自身の)

・「子供の為ではないネントレ」は必要ないと思ったから
・心を痛めてまで一人で寝かせる習慣を付けたいと思わなかったから
私はそう感じたのでネントレはしませんでした。

「子供の為ではないネントレ」は必要ないと思ったから

大人になっても抱っこじゃないと眠れない人なんていないよね。

という考え方。

いずれ自分で眠れるようになるのに0歳から一人で寝るトレーニングって必要でしょうか?

確かに背中スイッチの凄い息子にはセルフねんねして欲しかったし、抱っこしないで楽に寝かしつけをしたかったです。

しかし、何分おきに見に行くとか、それ以外の間は泣いていてもそのままにしておいて疲れて寝るということで1日のリズムが付くようになる。

など、それはどうなのかな?

というか…必要?

私が子供の頃・・・記憶を蘇らせると一日のリズムは幼稚園の頃には自分はついていました。

朝起きて幼稚園に行って、夜お風呂に入って寝る。

もう3歳4歳の子供でもちゃんと分かるのに、それを0歳の「ネントレで身に着けました!」と言ったところで子供の人生に将来的に何か差が付くのだろうか?

いずれ自然に身につく感覚を急いで付ける必要は無い。

親が寝かしつけが楽になって欲しいから乳児にネントレをしているのであって子供のためではないのです。

なので「子供のためではないネントレ」は必要ないと思いました。

でも苦労してこそ美徳みたいな考えは嫌い!

だからといって抱っこして、腕が取れそうな程抱っこして苦労して大変な思いして寝かしつけるのが育児よ!!

みたいな「大変な思いをしてこそ育児」みたいなよく日本で知らない人に押し付けられる、苦労した育児こそが美徳みたいな発想は嫌いです!

だってネントレしなくてもベッドに置いていると勝手に寝ちゃう赤ちゃんもいるんですよ?

そんな気質の赤ちゃんなんて羨ましいに決まってます。

友達の子供は「置いたら寝る」と言っていました(笑)

抱っこで寝かしつけをするのは親の身体的に大変。

ネントレは泣いていることに心を痛めるのをぐっと我慢する親の精神的に大変なトレーニングだと私は感じます。

どちらも子供が出来るようになるまでは大変ですよね。

心を痛めてまで一人で寝かせる習慣をつけたいと思わなかった

これです。もしも第二子だったら眠くて泣いていても恐らく多少は放置出来ると思います(笑)

しかし、第一子で新米の母親は何もかも全く分からない中での育児。

子供を昼寝でも夜でも泣かせたまま何十分、1時間?もっと?そのままにしておくというのは自分の精神的には出来ませんでした。

純粋に全身の力を振り絞って泣いている我が子が可哀想だからそのままにしておくのはなかなかの親への試練です。

初めての育児で我が子が力いっぱい泣いているのをそのまま気にしないフリをして眠るまで待つというのは心が痛いです。

私の場合は、それだったら抱っこして泣き止む。

そして抱っこで寝て背中スイッチでまた泣いて抱っこする・・・という、これも辛いのですが(笑)

でも、その方が良かったのです。

当時住んでいた家があまり防音設備が良くなくて、泣き声が続いて近隣住人に通報されたらどうしようという恐怖も日常的にかなりありました。

結局寝かしつけで多少でも悩んでいる親は、肉体的な苦労(抱っことか)をするか精神的な苦労(泣いていても構いに行くのを我慢する)のどちらを選ぶのか?ということなんだと思います。

ネントレしない息子が3歳半になってどうなった?

ベッド

寝かしつけに苦戦するタイプだった息子ですが、ネントレはせずに乳児期を過ごしました。

その息子が3歳半になって、睡眠はどうなったか。

ネントレした子と成長面で違いがあったかどうか。

・3歳半でネントレは関係なくなっている
・ネントレした子としなかった子の差はない
2歳くらいからもうこの状態ですが、詳しく説明しますね。

3歳半でネントレは関係なくなっている

3歳半になった今、寝かしつけに抱っこの儀式は無いです。

背中トントンも嫌がります。

眠くなるとキレやすくなりますが、もう寝る時間だよ!と言えばちゃんとおもちゃを片付けて自分でお布団にゴロンします。

隣で寝たフリはしますがそれで30分もすれば寝ています。

ただ、お気に入りの素材のブランケットを息子は側において寝たがります。

保育園や幼稚園は身体を動かしたり集団生活で精神的にも気を張るので大人の仕事と同じなんですよ、と保育園の先生に言われました。

なので日々疲れてはいるのですよ。

まだ添い寝は必要ですが(子供が寝入ったら部屋から出ても平気)寝かしつけの為に必要なのは

・暗い寝室に行く
・添い寝をする
・テンションが高い時は落ち着くように注意する(笑)
これだけです。

0歳の寝かしつけに苦労していた時を振り返ると、あの時は大変で心が折れながら抱っこして寝かしつけては背中スイッチで失敗して大変でした。

しかし今思うと懐かしい思い出でもあり、3歳の時点でもう「抱っこをする」という場面も限られてくるので赤ちゃんの時に抱っこしておいて良かったなと思ったりもします。

※当時は私も必死だったのであくまでも「今振り返ると」です。
そして大変だったので決してその時に戻りたいとは思いません(笑)

もう更に何年かすると自分の部屋で一人で寝るように、更に成長していくのですね。

ネントレした子としなかった子の差はない

息子は1歳から保育園に通っています。

しかし1歳2歳3歳で保育園児のお友達を見ても「この子はネントレした子だな」とか分かりません。

皆同じようにお友達と楽しそうに遊んだり、喧嘩したり、先生に怒られたりしながら生活しています。

「0歳の時にネントレしたのでこの子は聞き分けの良い子なんです。」

なんて言う子は居ませんよ。

ネントレ期を終えたとしても、その後のイヤイヤ期で大変な思いをします。

生意気になったり、言い訳をするようになったりと同じように発育段階を経て行きます。

みんな大体ある程度同じ時期に生活面で悩んだりします。

2歳児クラスの保護者の良くある寝かしつけの悩みは

寝かしつけしたいタイミングでパパが帰ってきて子供のテンションが上がって眠れなくなる。

という乳児期に比べると随分大人になった寝かしつけの悩みになりました(笑)

ネントレはしない!我が家の寝かしつけのまとめ

私はネントレを0歳の時にしないという選択で良かったと感じています。

背中スイッチで大変で何度も私も泣きました。

しかし成長してなかなか抱っこする機会が減ってくると、一日中ずっと抱っこしていて腕が取れそうだった時期が懐かしく感じます。

育児の仕方は親子の数だけあるので全く同じ育児方法の家庭はないです。

国によっても全く違います。

育児に正解はないです。

確かなことは3歳の時点で「ネントレした子」「しなかった子」の生活面での優劣の差はありません。

ネントレをしようか今悩んでいるパパママは今、自分は抱っこで肉体的に疲れるか、ネントレの精神的な忍耐力との戦いのどちらを選ぶかだけの問題だと思います。

0歳の赤ちゃんにはどちらも「頑張っている」という意識も無いですし記憶にも残りません。

親にとって乳児期の寝かしつけでどちらが負担が少ないと感じるかどうかの問題で、ネントレをしないからと言ってその後の子の睡眠や発育に問題が出ることはありません。

ねんトレはできるならしたほうがいい?

とはいえねんトレはしたほうがいいという研究データがいくつもあるのも事実。

体感ではわからなくても、ねんトレをした方が睡眠トラブルが少なくなるのです。

データとしてあるのは、ねんトレをした赤ちゃんの方が平均して12分はやく寝つき、夜泣きの回数も1日2.5回から1.5回以下までに減ることが分かっています。

確かにある程度年齢が重なれば変化はなくなってきますが、ねんトレをした方が、自分への負担も楽になるのでおすすめです。

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